緑内障治療-第一眼科 | 横浜市都筑区の眼科・緑内障・ドライアイ・弱視

緑内障治療

早期発見、早期治療が大切な緑内障

緑内障は、視神経が圧迫され、少しずつ視野が欠けていく病気です。視野の欠けは両眼ともに鼻側から始まります。そのため、左右の眼の視野欠損をお互いが補い合うため、かなり病気が進行するまで自覚症状はありません。

気づいた時にはかなり視野欠損が進んでいるケースが多く、欠損した視野は元には戻りませんので、進行を遅らせるための治療を行います。このことからも、緑内障の治療は、早期発見、早期治療が大切で、前視野緑内障(緑内障の前段階)の段階で見つけることが特に重要です。当院では、別の症状で来院された患者様にも兆候が見られる場合には必ずOCT(GCA解析、視神経乳頭解析)による早期発見に努めております。

ちなみに令和4年10月から令和5年9月までの1年間で、緑内障検査で1,479人の方が来院され、緑内障治療で1,548人の方が通院中です。

緑内障とは

正常な眼は、角膜と水晶体の間にある房水と呼ばれる液体が絶えず生成・排出してバランスを保っています。この排出がうまくいかなくなり、房水が溜まることで必要以上に眼圧が高くなり、視神経が圧迫されてしまうと眼の機能に障害が現れます。これが緑内障です。日本の40歳以上の約5%が緑内障患者さまということがわかってきました。

緑内障の種類

緑内障にはいくつかの種類があります。

開放隅角緑内障

隅角にある房水の排泄口の網の蓋の役目をしている繊維柱帯というものが目詰まりを起こし、房水がうまく排泄されなくなって眼圧が上がるタイプです。隅角は見かけ上開いているのに、視神経が障害されています。この中で眼圧が正常値のものを「正常眼圧緑内障」といい、日本人の80%以上がこの正常眼圧緑内障です。

閉塞隅角緑内障

房水の出口である隅角が虹彩(角膜と水晶体の間にある薄い膜)で塞がれてしまい、房水が排出しづらくなることが原因です。隅角が閉じたり開いたりを繰り返しているうちに慢性的に閉じてしまってじわじわ眼圧が上がる慢性型と、隅角が急に塞がってしまう急性型に分けられます。急性型は急性緑内障発作を生じることがあり、目の痛みや吐き気・頭痛が起きます。

発達緑内障(先天緑内障)

隅角の発育が未発達な場合に起こります。日本では約3万人に1人がかかるといわれています。1歳までに約80%が発症し、先天的な原因で起こる場合もあります。高い眼圧によって眼球が拡大するため、涙が多く流れる、極端にまぶしがる、瞼がけいれんを起こすといった症状が現れます。

続発緑内障

網膜剥離や眼の怪我、糖尿病などの全身疾患、薬剤の副作用などが原因で眼圧が上昇して起きます。原因となった病気や症状により治療法が異なります。しっかり原因を突き止めてから治療を行いましょう。

緑内障の治療

緑内障は、眼圧を下げると進行が予防できるといわれています。残念ながら一度障害を起こした視神経は回復しないため、治療の主体はそれ以上進まないようにすることです。

治療を尽くしても進行を止められず失明してしまう緑内障もありますが、早期発見・早期治療が失明を防ぐ最も重要な決め手です。

薬物療法

緑内障の治療は、点眼薬が基本です。現在はさまざまな種類の眼圧を下げる点眼薬が出ているので、患者さまのタイプに合わせて処方いたします。眼圧の下がり方、視野検査の進行に伴い、2種類以上点眼していただくこともあります。眼圧が上がってしまったときは内服薬を使うことがありますが、長期の使用はできません。点眼薬をしっかり使っていただくことが、進行予防に一番重要です。

レーザー治療

点眼だけで眼圧が下がらない場合に行います。閉塞隅角緑内障に対しては、レーザーで虹彩の一部に小さい穴を開けて防水の流れを改善し、眼圧を下げる目的で行います。解放隅角緑内障では、繊維柱体にレーザーを当てて防水の流れを改善する治療を行います。すべての患者さまに適応できるわけではありませんので、主治医と相談して治療を決定します。

手術治療

点眼薬、レーザー治療でも眼圧が下がらない場合に行います。房水を眼外に流す新しい流出路を作る手術と、繊維柱体を切開して流れをよくする手術があります。手術の目的は、眼圧を下げて進行を抑えることですので、視力が回復するものではありません。また、一度手術を行っても再度眼圧が上昇し、再手術が必要になることもあります。手術後も定期的な眼科受診が必要です。

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